------------- eternal sleep (永遠の眠り)

 

 

 


美しく彩られた景色に俺は居る、あの世界とは違う別世界と言う名の場所だった・・・。

 

 

 

気が付けば
周りは薔薇が沢山咲いていて、俺の身体に纏わり付く薔薇。
動けず何も出来ない状態だった。

空は夜空・・・今の心に埋まっているのは偽者の心?
それとも、今埋まっているのは本物の心?
不思議と思う。
途中からはみ出た線、旨く纏まらず、全てを束ねるにはどうしたら良い。
間違って踏み入れた訳じゃないく、ちゃんとした夢。
目の前に現れた一人の男、嬉しそうに笑う表情。

謎が多すぎて分からない・・、何故この世界が作られた。
謎が多すぎて困る。
最初の最後まで自分の身の回りに吹き付ける風。
手で払っても払いきれない程。
不安を呼び覚ます不気味な術で俺は眩暈がした、揺ぎ無い未来が見えた。
この手で呼び覚ました永遠の力 それを手にした瞬間が恐ろしい。
次々と作られて行く新たな敵達、そこで負けたら全てを無くす。
そこまで行けるかどうか分からない・・。
空に尋ねても 何に尋ねても答えてくれない空白に触れた感情。
背中から生み出された水色の翼で大空へ行けたなら、金色の髪がフワリと揺れた。

「スタティウス?」

途中まで動けて、途中の後から動けなくなる不安を抱かせられた。
無理矢理やらせておいてなんだよその嫌味。
千切れて行く未来の間。
この手を伸ばしても届かない光、逆光を浴びる。
闇を浴びるから強くなる。
そう自分で言っておいた、何度も思い出したくなる様にと頭から伝わる。
目覚めた、自我で目覚めた力が素晴らしいとかではない、自分自身で戦い手に入れる事だ。
今でも忘れられない事・・・たった一つの言葉を忘れられずに居た。
目の前に動くノイズを焼き払いたい、それでも灰だけ残ってしまう。
信じた俺が馬鹿だったみたいだ、答えを出されても意味は無いんだ・・答えは最上階に有るという。
年齢も生きた人生も覚えてはいないが、微かに記憶内で蠢く一つの記憶が有った。
スタティウスが握り締めているその中に有る物、見えたら分かってしまう。
掴めない光が遠くなる。
そんな悪夢を見てしまい、動くのも歩くのも一歩だけ・・・歩くスピードを考えなきゃ・・。
見える筈の敵が見えなくなってしまうから。
涙の味を知れず。


初めて知った恐ろしさ。
なんで、俺達は戦わなきゃ気が済まない?
それを解決出来れば文句なんて無いだろう、有るなら今すぐ云ってほしい。
伝わなければ全て無意味になる、それから始まる合図。
俺の合図は自分自身にある。
奥に隠された秘密、それを開けるのに必要な答えを見つけ出せ。
そうすれば・・きっと全て取り戻すだろう。
深い海に浮かぶ花束。

 

 


不安
それは口癖に変る。
懐かしいなんて言ってられないな、答えを閉ざす硬い扉を叩く。
永遠に眠っていた事。
呼び覚まされた俺が新たに生まれた時、煉獄は変った。
次々と溢れ出る敵達の数なんて数えてられない。

 

 

 


最初から決められていた事実。
武器を片手に走り出した俺、今こそ完全に覚醒する時だ・・。
旨く続けば、何もかも繋がる真実と現実。
背中に生えた羽は勝手に出てる。
風になった過去。

 

 

 

昨日の事なんて覚えちゃいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

fin.

 

 

 

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